居間(リビングルーム)と座卓のおはなし

  • 投稿日:2019年 4月16日
  • テーマ:コラム

こんにちは!
かなり久々の更新となってしまいました。
年度末が終わり、新たな元号も決まり、あっという間にゴールデンウィークになってしまいそうですね!


さて、先日久々にテレビアニメの「サザエさん」を観ていて思ったことです。

サザエさん一家の時代は、"居間"が、"茶の間"と呼ばれていて、現在と同じように住宅の中心的な生活空間です。
畳敷きの部屋では、家族が団らんして、食事、家事、子供の勉強、ときに、部屋数が少なければ、就寝にも使われました。

そして、主な家具としては,"ちゃぶ台"と呼ばれる座卓が部屋の真ん中にありまして、
この、"ちゃぶ台"は、今の住宅でも(床が畳でなく木)けっこう使用しているお宅が多いです。

新築の施工例があるのでご覧ください♪

所沢市平屋新築LDKフローリング階段側から見ると


所沢市平屋新築LDKフローリングキッチン側から見ると
座卓側から階段方向を見たもの

所沢市LDK無垢フローリング
吹き抜けがあるので、かなり広く感じますね~

所沢市LDK無垢の平屋鳥瞰写真
このお宅はロフト部分を作ったので、そこから見たものです。
鳥観図(ちょうかんず-鳥が高い所から地上を見下ろすように高い視点から描いた図)のように見えるでしょ!

よく、お客様から「木の床に座るって夏はいいけど、冬は冷えないかしら?」と、ご質問されます。
もちろん畳のほうが、保温性があって、クッション性もあります。
でも、弊社みわい工房で使用する床の木材は『無垢材』なので、保温,調湿も高く、複合のフローリングと比べると、素足で歩いても冷たく感じないし、軟らかい感じで、温もりがあるんです。
ゴロンと、寝っ転がると気持ちいいです!

当ショールームで体験できるので、是非いらしてくださいね。
まあるい"ちゃぶ台"もありますよ。

みわい工房ショールーム小上がりの丸いちゃぶ台
ここは弊社ショールームの小上がり部分で、床は桐のココア色です。

ちなみに、この"ちゃぶ台"は桐製で見た目より軽く温かみがあります♪
施工例の四角い座卓も桐製です。
無垢材家具も一部取り扱いをしておりますのでお気軽にお声がけくださいね♪


『無垢材』と『複合フローリング』の違いは、次の回で説明します。

ところで、テレビアニメの話に戻りますけど、確か「クレヨンしんちゃん」、「ちびまる子ちゃん」のお宅も 多分座卓を使っていたような・・・・?
ノスタルジックな風景ではありますが、ソファーがあっても「床にも座ってまーす!」なんて方もいらしたり。

「床から立ち上がる」という動作は足腰が鍛えられるそうですよ♪







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大工道具の基本 指矩(さしがね)

  • 投稿日:2019年 3月 1日
  • テーマ:コラム

矩.jpg
指矩(さしがね)差し金、曲尺(かねじゃく)とも言います

線を引く、寸法を測る、直角を出すなど大工道具のなかでも最も基本的な道具である「指矩」
一見ただの直角に折れた定規で上に書いた三つの使い方は一目見ればわかると思いますが
これが実はそれだけではなく非常に奥が深い
まず伝統的な形態の指矩では表(表目)に尺貫法による寸、分、5厘の目盛が刻まれています
これで材料に実寸で墨をしたり勾配を測ったりします
DSCN0867.jpg
そして裏(裏目)には「角目」と「丸目」と言う違う目盛があります
「角目」とは表目に2の平方根=1.41421356(ひとよひとよにひとみごろ)を掛けて
あります、つまり中学で習った直角二等辺三角形の1:1:√2に対応しています
これで何ができるかと言うと、たとえば丸材(丸太)から取れる角材の最大寸法が一発で出せます
√2.jpg
つぎに「丸目」は表目に円周率=3.14159265が掛けてあります
丸太の直径を丸目で測ればその丸太の円周長さが出ます
角目2.jpg丸目2.jpg
これらの機能を応用して、あらゆる角度、部材寸法、比率などを簡単に正確に出せる指矩
さらに、これらを複雑に組み合わせて計算尺のように使うことで三角関数や微積分といった
計算も可能だそうです
このような高度な指矩術は、もとは伝承によって受け継がれた秘伝の技だったものが江戸時代に
理論化・体系化され「規矩術(きくじゅつ)」として成立したと言います

CADはおろか電卓もレーザーも無かった時代、複雑な角度で組み合わされ、屋根に反りやむくり
をつける日本建築の曲線美は高度な計算(洗練された「感」もあるが)によって成り立っている
それをすべて指矩一本から作り上げる大工の技術には本当におそれいります
天岩戸神社.jpg
宮崎県,天岩戸神社

しかしコンピューターによって設計し、機械化されてゆく現代の建築現場において
このような職人技術が活かされる場面はどんどん減っていっています
これも時代の流れかもしれませんが、伝統技術というものは受け継いでゆきたいものです





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