フローリングと畳のおはなし
- 投稿日:2019年 7月 9日
- テーマ:コラム
こんにちは!
ずいぶん前のお話ですが、日曜日の夕方テレビでちびまる子ちゃんの家の"茶の間"を確認しました。
畳敷きの部屋に、みんなで電気ごたつを囲んでいました。
その回のお話が、まるちゃんがおじいちゃんの為に家を買ってあげたいという話で‥
翌日、友だちのたまちゃんに話すと
『家は一生で一番高い買い物だって、お父さんが話してた・・・』
と、言ってましたが、本当にその通りです。
家造りにたずさわる私たちも
「お客様の立場にたって、金額にかかわらず、釘一本からでも誠実に!」と、いつも心がけています。
まるちゃんの続きは、そこでチャンネルを変えたのでわかりません・・・スミマセン・・・
さて、 畳の話です。以前ご紹介しました、畳コーナー!

床のフローリングと高さを揃えてありますね。
今日、ご紹介するのは、"小上がり"と呼ばれる、和室です。(洋室にも使えます)
"小上がり"とは、よく小料理屋さんで、
「いらしゃいませぇ~どうぞぉ~奥の 小上がりにぃ~お上がりくださ~い」と案内される、
椅子席のあるフロアより一段高い場所に設けられた座敷です。
普通の住宅では、リビングなどのフローリング床よりも一段高くした和室のことです。
部屋が立体的に見えるのと、リビングからの埃やゴミがあまりはいりません。


キッチンの隣に設けた小上がりです。
小上がりでお子様が遊ぶのを 台所仕事をしながら見守れるのがGOODです。
高さはいろいろですが、段差部分に腰掛けられる高さが良いでしょう。
低すぎるとかえってつまづいてしまう可能性がありますので、ご希望に応じて高さ調整可能です♪
キッチンシンク脇の四角い部分は、手前に引けば"ミニミニカウンターが出てきます。
座布団でも置けば、ソファー代わりにもなりますし、
立ち上がりの高さを利用して、堀ごたつや、下部収納にも利用できます。
また、茶室にしたり、畳敷きでなく板張りにして、囲炉裏を造れば、一味違った住宅となります。

障子を設けて、独立した部屋にすることもできます。
お客様の寝室として利用できますね。


障子を閉めた内部の様子です。
左側の収納棚は、反対側にあるキッチンシンクとの境壁空間(ニッチ)を利用してます。
雑誌を入れたり、お子様の絵本を置いたり‥
ただ、メリットがあれば、デメリットもあります。
お掃除が面倒です。掃除機をいちいち上げるのも面倒だし、お掃除ロボットも、さすがにこの高さは無理です。
バリアフリーでないので、年配者が生活するのも不便な点があります。
よちよち歩きや這い這いする時期の赤ちゃんからも目が離せません。
畳のある生活を考えた際は、
単独で"和室"を造るか、
写真1のように、リビングルームの一角に"畳コーナー"を設けるか、
写真2のような"小上がり"にするか、
ご家族構成をお伺いしながら、どんなふうに利用するのかを考え、打合せを重ねて決めていきま~す♪
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