リビングの床 フローリングについてのおはなし
- 投稿日:2019年 7月 4日
- テーマ:コラム
こんにちは!
蒸し暑い日が続きますが、皆さまお身体壊したりされていませんか?
エアコンが効きすぎると、フローリングも冷やされて足までも冷えてしまったり‥
冬になると、靴下をはいていても体温を奪われるくらい冷たくなりますね‥
住宅の中で、直に触れる場所と言ったら、"床"です。その床材で人気があるのはフローリング(板張り)材です。

↑ キッチン側から見た広いLDKに無垢材(赤松)フローリング。
テーブル、ベンチと奥の収納棚も全て無垢材で作ったものです♪
↓ キッチン側を見るとこんなかんじですね。

素材は大きく分けて
『無垢材』
切り出したままの天然木を加工したもの
『複合材』
薄くスライスした木材を合板に貼り付けて表面に塗装を施したもの。貼り付ける際に接着剤を使用するのですが、この中に一時期問題になった化学物質が含まれていてシックハウスなどを引き起こしていました。
今は、規制も厳しくなり良い部材もたくさんあります。
弊社では、『無垢材』の方を、お勧めしているのですが、その理由は‥
①身体も心も健康にする効果があること!
木はリラックス効果のある香り成分"フィトンチッド"を発散しています。
また、紫外線を吸収して目を守ったり、香り成分の"テルペン"が疲労回復に役立ちます。
②肌ざわりも魅力です。サラッとしていてほんのり温もりがあり心地良いです。
複合フローリングは、塗装をしているので、人工的なつるつるした硬い感じです。
また静電気を帯びやすいので、床に落ちた髪の毛が張り付いてなかなか取れない!?なんてことも。
③調湿作用がある。木は呼吸しているので、湿気が多くなれば空気中の水分を吸収し、乾燥時には水蒸気として放出してくれます。
④温度変化がしにくいこと。
本来の木は目に見えない細かい孔がたくさんあり、ここに空気をため込むので、金属やコンクリートほど温度の変化を受けにくいんですね。
複合フローリングはというと、薄くスライスした面に接着剤が入り込むため、この孔もほぼ塞がってしまいます。冬のフローリングが冷たく感じるのはこのためなんですね~
⑤経年変化を楽しめます。時間が経てばたつほど、木の表面があめ色の艶と木目の美しさが現れるのです。
☆当ホームページの「みわい工房のこだわり」「自然素材にこだわるものづくり」「最上級の無垢材」も
あわせてご覧ください。
メリットがある裏には必ずデメリットもあります。
重いものを落とせば凹んでしまいますし、醤油やソースをこぼして長時間経つとシミになってしまったり。
それが「家の歴史」で「味」と考えて頂けたらいいなあと思います。
実際に弊社ショールームではお子さんが走り回ったり、物を落としてキズや凹みになっている部分が多くあります。
見て触れて頂けたら嬉しいですね!
傷がついてしまったら、お子さんの成長の過程だと思ったり
(そうそう、柱に背の高さを刻んだりもしましたよね・・・)と 木の"味" "歴史"ととらえてみてください。

『無垢材』の床と一体感のある、造作棚や、畳コーナーのある居間です。

無垢材と複合フローリング それぞれのメリットとデメリットを知って頂いたうえで、どちらを選ぶのかを考えて頂けたらなあと思います♪
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