所沢市 築40年耐震工事
- 投稿日:2019年 2月 4日
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こんにちは!
耐震工事を進めるにあたり、どこにどのような金物を取り付けるのかも重要です。
ちょっと細かくて見にくいのですが、こんなふうに図面に記載してあります。
VPとかHD10とかHD20とか‥
浴室下側にある変な四角い記号とか‥
これがナニかといいますと、例えば地震や台風の際、柱が土台や梁から抜けないように固定する金物なんですね。
どの程度の耐力を持たせるのかについても指示があります。
たとえば HD10KN なら ホールダウン金物10KN用
これってどの程度の力に耐えられるの??
簡単に言いますと、およそ1トンの力で引き抜こうとしても耐えられますよ、という感じです。
ホールダウン金物(HD)や山形プレート(VP)といった金物を取り付けます。
それと浴室下側の変な四角い記号は筋交いですね。ここはダブルで入れていきます♪
筋交いもたくさん入れれば強くなる!わけではありません。バランスよく適正量を配置する必要があるんですね~
浴室のサッシを交換して~
左手側の筋交いは既存のものですね。こちらはシングル。
筋交いを入れまーす。こちらはダブルですね!
ちなみに筋交いを入れるにあたり、柱で受ける必要があります。
図面上は柱が入っているはずでしたが、間柱でしたので3.5寸角の柱に入れ替えています。
部屋うちはこことリビング、階段室側に筋交いです♪
そしてサッシの入れ替えを着々と進めていきますよ~
おっと、筋交い部分の金物も忘れてはいけません。
これも確実に入れていき、ホールダウンがまだ入ってませんね~
といったことを確認しながら工事も進めていくわけですね!
工事のボリュームが増えてくると、何かと見落としがちです。
それが無いようにしっかりと確認しないといけませんね!
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所沢市 新築工事 屋根下地工事その2
- 投稿日:2019年 2月 2日
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こんにちは!
前回、化粧野地の上にルーフィングを貼るところまで終えました。
「化粧野地って何ぞや?」ということですが、通常、野地はラーチ合板という針葉樹合板です。
これは表面が凸凹していたりと、仕上げには向かないんですね~ 下地として使うことが多い合板です。
が、「くっきりした木目が良い!」と、DIYなどで使う方も多いようですね!
クロス仕上げの下地などは、凹凸の少ないラワン合板を使うことが多いのですが、ラーチとラワンって何が違うんでしょう?
ラーチは針葉樹、ラワンは広葉樹になります。
ラワンの方が木目が余り目立ちません。強度が高く固い分、少し重いのとラーチよりも価格が高いです。
屋根の下地やフローリングの下地などにラーチ合板が使われるのは、このためなんですね。
今回の仕様は、天井がなく部屋うちから屋根面の裏側が見えることになりますので、化粧材を使って野地を作っています♪
野地が2回入りますので、「化粧野地」と「野地板」と言い分けています。
さて、更に垂木を流し、断熱材を入れます♪
この断熱材、厚さが6cmもあるんですね~
断熱材を入れ、通気を取ることで2Fやロフトの気温上昇を防いでくれます♪
断熱材をきっちり入れ込んだら 12mmのラーチ合板を貼りまーす。
貼ります
軒先から見ると‥‥
こんな感じになってますね~
そして更にルーフィング
ようやくこれで屋根材を施工できます♪
かなり手間をかけていますが、この手間一つで2Fや小屋裏収納(ロフト)の暑さが全然違うんですね~
「え~でも暑いでしょ~? うちのグルニエはサウナみたいよ?」
なんて方もいらっしゃるかもしれません。
実際に新築を検討されている皆さまには、OBのお客様に御協力頂いて体感して頂いております♪
ご興味のある方はぜひぜひお声がけ下さいね!
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所沢市 新築工事 屋根下地工事
- 投稿日:2019年 2月 1日
- テーマ:ブログ
こんにちは!
上棟も終わりましたので、なるべく早く屋根をかけたいですね!
まずは垂木をかけていきます!
上棟時は大工さんも応援を呼んで一気に工事を進めてゆきます。
母屋には垂木を受けるための溝が彫ってありますので、その溝に合わせて垂木を流すんですね~
垂木が終わったら、化粧野地を貼っていきます。
天井を貼ることも出来るのですが、今回は天井を貼らず、この化粧野地が部屋内部の仕上げとなります。
こちらのお家は5寸勾配の屋根なんですが、「5寸勾配」って言われてもピンとこないですよね‥
角度としては約26.5度になります。(そんなに大したことなさそう?)
では突然ですが、日本一番急な坂道はどこでしょう??
正解は‥
国道308号線(大阪府~奈良県)だそうです♪ なんと37%!
で、その37%って何度かといいますと‥‥約20度。
ちなみに10%の坂道が約6度になるそうですよ。(100%は45度です♪)
ゲレンデの上級者コースが25度~(46%~)
そう考えると、屋根の斜面って想像以上に急なんですねえ‥
(26.5度を%で現わすと約50%になります)
実際、屋根の上での作業をした後って、びっくりするくらい足腰が疲れます‥
物を置こうとすると すい~っと滑り落ちてしまうので、気軽にポン!なんて出来ません。工具や材料の置き方一つにも注意が必要なのです。
そういう中で作業をしている職人さんには本当に頭が下がりますね‥
ちょっと話がそれましたが、化粧野地を貼っている様子です。
部屋うちから見るとこんな感じ。
そしてこの化粧野地を貼った上からルーフィングを貼っていきます。
このルーフィングは屋根の防水には必須の下葺材です。
陶器瓦やコロニアル、アスファルトシングル、金属屋根材など様々な素材の瓦がありますが、必ずこの下葺材が貼ってあります。
これでひとまず雨が降っても安心ですね♪
通常は垂木の上に野地を貼り、そのまま瓦施工となるわけですが‥
みわいの新築は一味ちがいます♪
夏場、2階が暑くなりやすいのは屋根材が直射日光で熱くなり、その熱が小屋裏を通して二階の天井から室内に入り込むためです。
屋根裏を利用したグルニエがある方は、真夏の暑さをよくご存じなのではないでしょうか。
仕上屋根材はkmewルーガですが、その前にまだひと手間ふた手間かかります。
明日も頑張りましょう♪
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